長い歴史で蓄積されたノウハウを生かし、振動解析に基づいた最適な形状を提案致します。加工・工作部門が社内にある為、製品設計変更等にも臨機応変に対応致します。また、当社製装置以外の超音波ホーンもご相談に応じます。
工具ホーン(超音波ホーン)は共振によって振動しているため、設計した周波数と異なる機器では使用できません。また、工具ホーンの先端は同一方向に均一に振動するように設計されます。
超音波ホーンの材質は用途に応じて選定します。
超音波ホーンに使用される最も一般的な材質です。軽量で放熱性に優れ、メッキ加工や超硬溶射などの処理を施すことも可能です。
高振幅を要する際に適した材質です。ジュラルミンと比べ硬度は高いですが、表面処理は限られています。
摩耗対策として選択される材質です。蓄熱性が高く、超音波ホーンの冷却が必須となります。防錆処理が可能です。
半波長ホーンの組み合わせにより、伝達性を維持した上で大型成形品の溶着が可能です。1つの振動部で広い溶着面積に対応することが可能な為、従来超音波では対応不可能とされていたアプリケーションにもラムダなら成立する可能性があります。
複数の工具ホーン(超音波ホーン)と振動部のセットを配列することにより、大型ワークの溶着が可能となります。高い周波数の溶着機でも広い溶着面積の伝達溶着に対応することが可能です。
食品向けでは、通常の刃では難しいケーキのような柔らかい食材から硬い冷凍食品まで、「圧倒的なカット性/綺麗な切断面/切りくず低減/食材付着低減」により品質と生産効率の向上に貢献します。その他ゴムカット等にも超音波の効果を大きく発揮します。
先端に取り付けたカッター刃を超音波振動させることにより、切りくずがほとんどなく、通常の刃物と比較して加工効率が大幅に向上します。樹脂製品のトリミングや裁断などに効果を発揮します。
超音波金属接合では、接合部に対し超音波振動を効率的に伝達させる必要があり、その為に超音波ホーンや目立て(ナール)部の仕様は、接合に寄与する重要な要素となります。当社では、超音波金属接合に関するノウハウや接合試験結果等から、お客様の製品に最適な工具ホーン(超音波ホーン)の提案をおこなっております。
精電舎電子工業では、お客様の様々なニーズに対してきめ細かい対応ができる体制を整えております。工具ホーン(超音波ホーン)のみならず、溶着に欠かせない受治具の製作も承ります。また、当社製以外の工具ホーン・治具もご相談の上、対応致します。