Sタイプ
ロードセルによる実荷重での溶着管理
荷重値を直接検出し溶着条件に反映することで明確な溶着条件の設定が可能となり、安定した品質管理を実現します。
リニアエンコーダによる沈み込み管理
分解能1μmのリニアエンコーダを搭載し、より細かな溶着沈み込み量の数値設定が可能です。
また、スケール原点を起点とした沈み込み制御を選択することで、溶着後の製品高さの均一さがもとめられる用途に対応します。
高強度角型スタンド(JⅡP50S)
レール構造でプレス高さ調整時の位置ずれを低減。自重キャンセル効果によりハンドル操作が容易。
低荷重溶着条件設定(JⅡP30S)
自重バランス機構を標準搭載しているため、低荷重での溶着条件設定が可能です。
低荷重条件でもプレスが応答良く動作することで、サイクルタイムの短縮が図れます。
Bタイプ
シンプルな構成でコストパフォーマンスに優れる
加圧力の調整はレギュレータで行うシンプルな構成です。
発振開始位置の調整は距離数値入力または、自動検出方式の2式を標準搭載の為段取り替え時に複雑な調整作業の必要はありません。
デジタルPLLによる周波数自動追尾制御
高速・高性能なデジタル信号処理による発振周波数の自動追尾方式を採用し、安定で信頼性の高い発振制御を実現しています。
周波数サーチ機能
工具ホーンや使用環境に合わせた最適な発振周波数を、発振器のパネル操作や外部信号により自動的に探索して設定します。また、発振開始の周波数を任意に設定することもできます。
多彩な溶着モードの組み合わせ
時間、エネルギー、ピークパワー、沈み込みの単一もしくは組み合わせ制御(AND/OR制御)が可能です。また、連続発振など多彩なモード設定による溶着制御が可能です。(機種により設定可能なモードが異なります)
溶着条件記憶や溶着結果の保存
最大32通りの溶着条件を発振器内部で記憶可能。また、溶着結果は650万件以上の保存が可能です。
産業用ネットワーク対応可能
従来の外部I/Oも選択可能ですが、EtherNet/IPや、CC-Link IE、CC-Linkなどの産業用ネットワークを活用することで、省配線化やデータの一元管理による生産性の向上に貢献します。
デジタル定振幅制御による溶着の安定性
負荷時の工具ホーンの振幅を一定に保つことにより、溶着やカシメの安定性を向上させ、溶着時間を短縮することができます。また、デジタル制御により振幅の挙動を調整する事も可能です。
効果のイメージ
多様な保護機能
様々な異常検出機能により、発振器と振動部ユニットを保護します。
デジタル・パラメータ設定によるメンテナンス
発振器内部のアナログ調整を排除することにより、迅速な保守サービスに対応します。
VFDによるユーザインターフェース
表示言語は日本語、英語、中文に対応しています。
通信ポート
溶着管理ソフトウェアとの接続※1により、装置の状態監視や溶着条件設定、溶着データの収集が可能です。また、USBメモリ※2を使用して溶着データの収集もできます。
※1 EthernetまたはUSB Type-B
※2 USB Type-A
Bluetooth通信対応
スマートデバイスとの接続が可能。状態監視や溶着条件の簡易設定を行うことができます。