デジタルPLLによる周波数自動追尾制御
高速・高性能なデジタル信号処理による発振周波数の自動追尾方式を採用し、安定で信頼性の高い発振制御を実現しています。
周波数サーチ機能
工具ホーンや使用環境に合わせた最適な発振周波数を、発振器のパネル操作や外部信号により自動的に探索して設定します。また、発振開始の周波数を任意に設定することもできます。
多彩な溶着モードの組み合わせ
時間、エネルギー、ピークパワーの単一もしくは組み合わせ制御(AND/OR制御)が可能です。また、連続発振など多彩なモード設定による溶着制御が可能です。
多様な保護機能
様々な異常検出機能により、発振器と振動部ユニットを保護します。
産業用ネットワーク対応可能
従来の外部I/Oも選択可能ですが、EtherNet/IPや、CC-Link IE、CC-Linkなどの産業用ネットワークを活用することで、省配線化やデータの一元管理による生産性の向上に貢献します。
デジタル定振幅制御による溶着の安定性
負荷時の工具ホーンの振幅を一定に保つことにより、溶着やカシメの安定性を向上させ、溶着時間を短縮することができます。また、デジタル制御により振幅の挙動を調整する事も可能です。
効果のイメージ
デジタル・パラメータ設定によるメンテナンス
発振器内部のアナログ調整を排除することにより、迅速な保守サービスに対応します。
溶着条件記憶や溶着結果の保存
最大32通りの溶着条件を発振器内部で記憶可能。また、溶着結果は850万件以上の保存が可能です。
VFDによるユーザインターフェース
表示言語は日本語、英語、中文に対応しています。
通信ポート
溶着管理ソフトウェアとの接続※1により、装置の状態監視や溶着条件設定、溶着データの収集が可能です。また、USBメモリ※2を使用して溶着データの収集もできます。
※1 EthernetまたはUSB Type-B
※2 USB Type-A
Bluetooth通信対応
スマートデバイスとの接続が可能。状態監視や溶着条件の簡易設定を行うことができます。
安定した超音波発振出力
冷却エアの継手を標準搭載し、使用環境の影響を受けやすい超音波振動部を冷却することで安定して使用できるようにしました。長時間の発信や高速繰り返し溶着など、様々な用途に対して安定した性能を維持することができます。
メタルケースフルカバー仕様
振動部ユニットは堅牢なジュラルミンケースでカバーされ、衝撃や傷、ほこりなどから振動部を守ります。また、高電圧を発生する部分の露出がなく、安全に取り扱うことができます。
設置と接続が簡単、安全
発振器とのケーブル接続には高電圧用の同軸コネクタを使用しています。このため、自動機への設置やユニット交換などの作業を、容易かつ安全に行うことができます。