製品詳細

超音波カッター

カテゴリ
超音波応用技術
製品分類
超音波ウェルダー 発振器ユニットモデル
超音波溶着機(超音波ウェルダー)を用いて、専用の刃を取り付けることにより樹脂の溶断に特化した超音波カッターです。刃を微細に超音波振動させて切断する超音波カッターは、通常の刃物による切断と比べ、加工効率が大幅に向上します。紙、プラスチック、食品など様々な対象の切断にご利用いただけます。
超音波カッター
超音波カッター
超音波カッター
超音波カッター

製品の特長

・カット断面が綺麗
・通常のカッターと比べてスピードが速く切り粉の発生が極めて少ない
・ウォータージェットやレーザと比べて初期投資が低コスト
・生地末端(樹脂素材)のほつれ対策も可能
・超音波ユニットがコンパクトな為、多関節ロボなどの自動機への搭載が容易に可能

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詳細

デジタルPLLによる周波数自動追尾制御

高速・高性能なデジタル信号処理による発振周波数の自動追尾方式を採用し、安定で信頼性の高い発振制御を実現しています。

周波数サーチ機能

超音波ホーンや使用環境に合わせた最適な発振周波数を、発振器のパネル操作や外部信号により自動的に探索して設定します。

自動機への組み込みに便利な外部制御入出力

自動機のコントローラと接続し、発振制御や状況監視を行う為の入出力ポートを標準で備えています。

デジタル・パラメータ設定によるメンテナンス

発振器内部のアナログ調整を排除することにより、迅速な保守サービスに対応します。

超音波カッターは、成形品のトリミングやゲートカット、ハーフカットなど強力かつスピーディーな切断加工を実現します。

超音波振動による溶断

超音波カッターは材料を溶かしながら切るため、切断面が綺麗に仕上がり、切断面の ‘ほつれ止め’ の効果も期待できます。

超音波カッター使用例
カッター刃
超音波カッター使用例
ゴム材カット
超音波カッター使用例
自動車内装材カット
ハンドタイプとしても使用可能

超音波カッターの振動部には、手元で発振操作が可能なハンドタイプもラインアップしています。検証時の断面観察や不要部品の除去などを現場でも簡単に行うことができます。

超音波カッター使用例 超音波カッター使用例

超音波カッターの代表的なアプリケーション

■成形品のトリミング
■樹脂のハーフカット
■ゲートカット
■段ボールのカット(樹脂・紙など)

発振器 JⅡ430SA JⅡ930SA JⅡ431SA JⅡ931SA
周波数(kHz) 28.5
最大出力(W) 420 900 420 900
連続出力(W) 175 375 175 375
 電源入力(V)  AC100~240(単相)
外形寸法WxDxH(mm) 80×254×212 120×332×260 80×254×212 120×332×260
質量(kg) 3.0 6.0 3.0 6.0
振動部タイプ ハンド/装置搭載 装置搭載 ハンド/装置搭載 装置搭載

※記載されている製品は、予告なく仕様・寸法が変更になる可能性がございます。

超音波溶着機の基本構成

超音波溶着機は主に発振器・振動部ユニット・プレス装置・工具ホーンの4つによって構成されています。工具ホーンは、振動部で発生した振動を増幅しワークに伝達することで溶着を行います。また、プレス装置を使用せず、発振器・振動部ユニット・工具ホーンの組み合わせで利用されることもあります。

本製品の構成

発振器
高周波電力の供給と共に、共振周波数の制御などを行います。
振動部ユニット
発振器から供給される高周波電力を機械的な振動に変換します。使用する周波数に応じた振動部ユニットを使用します。
工具ホーン
振動部ユニットに接続します。振幅(振動)を増幅しワークに伝達することで樹脂を溶融、加工します。設計した周波数と異なる機器では使用できません。