超音波発振器
『SONOPET 436DG』
手持ちでの操作が簡単にできる小型軽量の超音波発振器です。超音波振動の伝達により、先端ツール(超音波ホーン)が毎秒28,000回の往復振動を繰り返します。高速振動の作用により、対象物の切断や液体処理において高度なサンプル処理を可能とします。電源入力はワールドワイドに対応しています。
ハンドタイプ
小型、軽量かつ手に馴染む形状に設計されています。手元で操作しやすいレバースイッチを採用し、テーブルに置いた際の誤発振を防止する構造となっています。
モード設定
処理に要したエネルギーでの管理が可能なだけでなく、時間設定や連続発振など多彩なモード選択が可能です。また、2種類のモードでの「AND/OR」設定も可能です。
振幅設定
処理能力に関わる振幅設定は1%単位での設定が可能です。対象物に合わせて超音波振動の強弱を調整できます。
ソフトウェア(溶着管理ソフト)
PC用ソフトウェアとの連動で、処理に要したエネルギーの推移を自動でグラフ化することが可能です。データ保存やCSV形式でのエクスポートにも対応しています。(有償版機能)
ユーザインターフェース
超音波発振器のパネルでは、ボタン操作での条件設定はもちろんのこと、発振時間やエネルギーをリアルタイムに確認することが可能です。
超音波ホーン
『超硬カッターホーン』『フードカットホーン』『エマルジョンホーン』と、用途に合わせた3種類の超音波ホーンをご用意しました。詳細は使用例をご覧ください。
収納ケース
ツール交換用の工具も付属した『超音波ラボキット』専用ケースです。優れた強度と製品形状に合わせた内装により、外部の衝撃などから大切な製品を守ります。
超音波フードカッター
研究所での断面観察、食品工場などでも多く使用されています。
超音波振動により、切断中の刃と対象物との摩擦が非常に少なく、対象物の引きずりや押し潰すことなく切断可能です。刃の材質にはチタンを採用しています。食品向けでは、通常の刃では難しいケーキのような柔らかい食材から硬い冷凍食品まで、その他ゴムカット等にも超音波の効果を大きく発揮します。
超音波カッター
超音波フードカッターでは難しい細かなカットに適しています。先端に取り付けた超硬刃を超音波振動させることにより、切りくずがほとんどなく、通常の刃物と比較して加工効率が大幅に向上します。先端の刃具は交換可能です。
超音波エマルジョン
拡散処理・乳化処理・反応促進・混合などに使用するホーンです。超音波振動により、液体中にキャビテーションを発生させて処理を行うため、ガラスビーズ式のようなメディアが不要で、滅菌時の手間とランニングコストを削減できます。
代表的なアプリケーション
■食品
和菓子・洋菓子・ケーキ・かまぼこ・舞茸・バター・ソーセージ・ハム・パン生地・クッキー生地
■熱可塑性樹脂全般のカット
■液体の乳化・拡散・反応促進