16箇所溶着するのに必要な発振器の台数で比べてみます。
溶着1箇所につき発振器を1台準備する必要があります。同時に全ての溶着を開始出来るため、マシンサイクルを最も短くできる構成ですが、発振器設置用の棚が必要になるなど、導入時のコストが大きくなる傾向にあります。
発振器1台につき4箇所を切替えて溶着する場合です。要求されるマシンサイクルとコスト面のバランスによって切替数を決定します。振動部切替と同時に溶着条件の切替も可能です。
発振器を最小限にし、導入コストの低減を最優先する場合です。その代わり、1箇所ずつ溶着していくのでマシンサイクルは最も長くなります。
※どのケースでも振動部は溶着点数分(16本)必要です。
「多軸ユニット」とは・・・ 複数個所を同時並行または切り替えながら溶着する際に振動部を設置するために必要となるユニットです。
レギュレータにより個別に圧力調整ができるため、精密部品の溶着など圧力管理が必要な部分に使用します。
細やかな圧力管理を必要としない場合に使用します。 ユニット毎の加圧用エア回路を必要としないため、導入コストを抑えることも可能です。
「カセット」とは・・・ 多軸ユニットを搭載した上治具と製品をセットする下治具を組み合わせた状態です。 [採用例] バックドア(リアゲート)・ドアトリム・ラゲッジサイド(リアサイド)・吸音材 カセットの段取り替えで複数種の型に対応可能 装置内のダイリフターによりスムーズな入れ替えが可能です。 ポカヨケ対応 カセット内にセンサを設置し、セットミスによる製品不良を防止します。 周波数違いや他工法の同時使用が可能 28kHz/39kHz(超音波)の混在設計が可能です。 また、インパルスウェルダーを併用することも可能です。 産業用ネットワークにも対応 EtherNet/IPや、CC-Link IE、CC-Linkなどのモジュールをオプションで追加可能です。 データ通信規格の統一や大幅な省配線化に貢献します。
[採用例] バックドア(リアゲート)・ドアトリム・ラゲッジサイド(リアサイド)・吸音材
[採用例] フロントピラー・ドアトリム・サンバイザー・アームレスト
※イメージ図の為、実際の装置は型式により形状が異なります。
多軸ユニット
カセット(上下治具)
別置き外部I/Oユニット
超音波溶着機 小型発振器ユニット SONOPET JⅡ
溶着管理ソフトウェアJ-Tool
超音波ホーン・受治具
超音波カッター