ワークコイルの設計自由度が高く、鉄だけでなく真鍮など電気抵抗値の低い金属の加熱にも優れています。
外部出力制御機能により、加熱中の出力もリアルタイムに変更可能です。 ワークコイルの巻き数や内径(カップリング効果)を修正せずに加熱調整が可能となります。
設備外での加熱確認や動作確認は、発振器に搭載された発振スイッチにて操作可能です。
アラーム5種、アラート、発振時間制限により装置を保護します。
動作状況を視認できることで、加熱中のワークを触ってしまうなどの事故防止に役立ちます。 また、装置が正常に動作しているかを目視で確認できます。
焼嵌め・焼鈍・焼入・ろう付けなどの「直接加熱方式」や、誘導加熱した熱板にて樹脂の溶着を行う「間接加熱方式」に利用されます。誘導加熱したナットを樹脂に挿入する金属ナットインサートにも多く採用され、インテークマニホールドなど打点数の多い製品では、複数台を並べる方式やロボット搭載の自動機にて利用されています。 またこの電磁誘導ウェルダー(UHT-1500TLC)は、電気抵抗値の低い真鍮製のナット加熱にも優れています。
■自動車 金属のナット・カラーを加熱し、樹脂部品に圧入 回転軸やギアへの焼入・焼嵌め ワイヤーハーネス・ホース類のはんだ付け ロータなどのコーティング剤や塗料の乾燥 ■医療 注射針や縫い針の強度向上のための焼入 医療用カテーテルの先端加工(フレア加工) カテーテルチューブの突合せ溶着 ■刃物 刃物の焼き入れや応力除去の焼鈍し(アニール) ■電機・電子 モーターコアの焼嵌め・焼鈍し(アニール) スピーカーなどのパンチングネットの加熱インサート 線材の被覆剥がし ■食品 瓶詰インスタントコーヒーやマヨネーズの封止(アルミラミネートフィルムの加熱)
【発振器】W260×D230×H88(突起部除く) 【マッチングボックス】W102.5×D180×H105 (突起部除く)
【発振器】約2.7kg 【マッチングボックス】約2.6kg
※記載されている製品は、予告なく仕様・寸法が変更になる可能性がございます。
構成イメージ図
高周波誘導加熱装置 UHTシリーズ