POINT
チップ中心の温度と均一な熱分布
熱源を直接押し当てる工法であるインパルスウェルダーは、ヒータチップの性能が重要となります。ヒータチップを加熱した際の熱分布が均一であり、マウント形状(カップ形状)では、その中心部が最高温度となることが理想的です。
形状と熱分布の闘い
他の溶着工法が不得意とすることを埋めるかのような特長をもったインパルスウェルダーは、さまざまな業界へと活躍の場を広げています。それと同時に、必要な形状と理想の熱分布を両立させるノウハウが、品質の差を決めることも多くなっています。熱解析による事前のシミュレーションだけでなく、実測を怠らずに行うことが溶着品質を保つ秘訣です。
ヒータチップの種類と熱分布の例
プレス加工式ヒータチップ
形状設計により温度分布の均一化を行った状態です。
マウント形状部の温度ムラが少なく、溶着品質が安定します。また、タクトタイムの短縮にも貢献します。

切削加工式ヒータチップ
切削加工では形状の自由度も増すため、均一化の精度も高くなります。
マウント形状部の熱ムラがほとんど無く、安定した溶着が可能となります。また、プレス加工式に比べ剛性が高いことも特長です。

熱分布が不均一な例
溶着に使用しない外周が最も発熱しており、マウント形状の中心温度が低い状態です。
樹脂への熱伝導効率が悪いだけでなく、糸引きやヒータチップの焼き切れを起こす原因になり得ます。

ヒータチップの特殊形状にも対応可能
熱源を直接押し当てる工法であるインパルスウェルダーは、ヒータチップの性能が重要となります。チップ先端の熱解析を行い、最適な形状をご提案します。お気軽にお問い合わせください。

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