技術情報 | TECHNICAL INFORMATION

超音波金属接合技術

重ねた金属同士を超音波振動によって接合する技術です。
同材質の接合の他、銅とアルミなど異種材の接合も可能で、冷却水の不要な接合技術です。

接合原理

超音波金属接合技術1

受け台(アンビル)の上で重ね合わせた同種もしくは異種の金属に対して垂直方向の加圧力を与えながら、
接合面に平行な超音波振動を加えます。
超音波振動によって互いに擦れ合う事で、酸化皮膜や付着物が取り除かれ純粋な金属面が露出する事で
固相状態のまま接合を行います。

超音波金属接合技術2

主な特徴

<熱影響が少ない>
超音波金属接合は、接合界面を溶融せずに接合する、
あるいはきわめて限られた薄層だけを溶融して接合するという点が特徴です。
抵抗溶接やレーザ溶接のように融点まで発熱させないため、ワークに対しての熱影響が非常に少なく済みます。

<クリーン かつ ランニングコスト低減>
接合時の電気的エネルギーについては、抵抗溶接の1/10 程度です。
またレーザ溶接などで使用するアルゴンガスや窒素ガス等の不活性ガスの使用は不要です。
超音波金属接合では冷却水も不要なため、クリーンな接合が可能です。

<広い接合面積にも対応>
抵抗溶接、レーザ溶接に比べて接合面積を広くとる事が出来るため、
強度を上げるために広い面積をつけたいといった際にも有効な手段です。

接合可能な材質

超音波金属接合は、同材質の金属接合以外にも銅とアルミの溶接(接合)に非常に有効な接合工法です。
超音波を印加する工具ホーンの材質が鉄系の為、対象となるワークはそれよりも柔らかい材質となります。
銅合金、アルミ合金、金、銀などのような電気抵抗が小さく熱伝導性が良い材質が超音波金属接合に適しています。

超音波金属接合技術3

超音波金属接合技術4

銅、アルミ以外の異種金属の接合も事例としてありますので弊社の金属接合の専任担当者までお問い合わせください。

接合事例

<アプリケーション動画>

超音波金属接合技術5

銅箔接合
超音波金属接合技術9

束線(銅線)
超音波金属接合技術7

端子接合(銅線 or アルミ線 × 銅端子)
超音波金属接合技術8

端子接合(銅線 × アルミ板)